2011年7月4日月曜日

寺町調査

みなさん、こんにちは。
歴史遺産学科の事務担当Jです。
気がつけば、もう7月。京都では祇園祭が始まりました。
街中を歩けば、どこからともなくコンチキチンとお囃子が聞こえてきます。

さて、今日は文化遺産コースの授業をご紹介します。
文化遺産コース3回生の演習で、通称「寺町調査」という授業があります。
この授業は、京都の寺町通に所在している(していた)寺院に調査に入らせていただき、
寺院が所有されている美術・工芸品や典籍・古文書、建築、墓碑などの調査を
行っています。

この授業を経験することで、学生達は礼儀作法に始まり、現地調査の仕方や
モノの扱い方、記録写真の撮り方など様々なことを学びます。
何といっても実物に直接接するという貴重な経験は、わたしたちに歴史を
身近に感じさせてくれます。

また、調査結果をまとめて目録を作成し、調査先にご報告することを目標に、
週一回、丸一日を使って授業を実施しています。

 「寺町調査」は、2002年度から始まり、今年で10年目。
文化遺産コースの重要な基幹科目の一つです。
授業の一環として、直接寺院に調査に入らせていただけることに感謝です。
こういう授業を行わせていただけるのも、京都の大学ならでは、ですね。



調査先で教員指導の下、学生が文書調査をしています