9月19日(水)
舞楽装束の裲襠を作っているところ。本来は唐織りですが、今回は予算と時間の都合により、サテン生地で色味だけを表現します。
9月23日(日)
学園祭において学科のブースの展示に使用されました。伎楽の呉女と舞楽の納蘇利です。大きさは実物にならっていますのでかなり大きく、紐を駆使してボディに着付けています。また学園祭中には、着付け体験として何人かの方に楽しんでいただきました。
10月9日(火)
右より伎楽の力士・呉女・崑崙、舞楽の納蘇利・陵王、そして桓武天皇(あっ!この御方は!?)です。
衣裳制作の本当の修羅場は最後の一週間だったのですが、そのためか制作風景の写真がありません。最後は連日21時過ぎまで学科のラウンジで裁縫です。
とはいえ、雑談もまじる楽しい時間でもありました。計7着まで仕上がることがわかると、当日は誰が何を着ようかという話にもなり、達成感を感じつつ励んでいました。
「平安遷都ものがたり」時代行列当日
10時に集合し、移動ルートの確認をかねて出発点の京都アスニーに向かいます。
この日は暑さが予想されましたので、面はまだ着けていません。
今日最初のお仕事は、会場受付の横で入場者に対する衣裳解説です。
還城楽も加わりました。桓武天皇も冠をかぶり笏を手にして威儀を正しています。
説明を聞いている参加者です。
この日は付き添いやカメラマンとして応援に来てくれた学生達もいました。
この日は他大学の学生も行列に参加しており、そちらでは奈良市からお借りした衣裳を着用していたのですが、余りが生じたとのことで、応援組にも衣裳が配られました。
一気に行列参加者が倍増です。皆嬉しそうです。
行列の出発です。
まずは丸太町通りを横断して、豊楽殿跡の会場へ向かいます。面を着けて歩くのは大変ですので付き添いの学生がいます。また長い裾を持つ役の学生もいます。
豊楽殿跡で催された射礼の儀を見つめる桓武天皇以下の一行。
大極殿跡の石碑の建つ公園では、劇団による平安遷都詔の朗読が行われました。
この時だけ冠を渡して桓武天皇役は交代、他のメンバーは後ろに整列して場を荘厳します。
最後の内裏内郭回廊跡広場では、平安風の食事を桓武天皇が試食。その後、皆に食事が振る舞われるという趣向です。
皆が整列して見守るなか、桓武天皇は堂々と一芝居演じきりました。
唐菓子・蘇(チーズ)・赤米が振る舞われました。
大仕事を終えた私たちも。すっかりくつろいでご相伴にあずかりました。
最後に全員での記念撮影。お疲れ様でした。